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2008年2月 2日 (土)

「続・禁断のインモラル」

DVDで、古いイタリア映画「続・禁断のインモラル」(1974)を見る。監督はルイジ・コメンチーニ。主演のラウラ・アントネッリをアル・パチーノがインタビューで絶賛していたのが見るきっかけ。たしかに彼女はとても魅力的だし、作品自体も艶笑コメディとして非常に面白かった。1920年のパリ、死を思いつめたヒロインの回想という形で話が始まる。場所はシチリア。修道院育ちで、男女の営みにまったく無知なヒロインが結婚式を迎える。いよいよ初夜を迎えるというとき、一通の電報が届く。

(以下ネタバレ)

結婚式にも姿を見せなかったヒロインの父親からで、新郎新婦が実は異母兄妹だということが明かされる。世間的な対面もあって婚姻を解消するのではなく、性交渉を一切持たないという誓いのもとに二人は夫婦関係を維持する。しかし中断されたとはいえ初夜の触れ合いによってヒロインはすでに性的な関心に目覚めてしまった。新婚旅行に出かけたフランスではジャン・ロシュフォール演じる紳士の誘惑を懸命に拒むがついに耐え切れなくなったとき、思わぬ(本人にとっては不本意な)展開によって彼女の処女喪失は回避される。帰国後は慈善事業に精を出して肉欲を忘れようとするが、夫が移動のためにと用意してくれた車が災い(あるいは幸い)して、彼女は精悍なお抱え運転手とようやく思いを遂げる。時代はやがて第一次世界大戦。20世紀初頭の時代風俗なども織り交ぜながら、ラウラ・アントネッリが豊満な裸体を披露しつつ、元来素朴なヒロインが肉欲に目覚めた可笑しさを好演している。夫婦ともに遍歴ののち、近親相姦をあえて犯すほどに意識が変化してそれを実行しようとしたとき、ふたたび電報が今度は神父から届き、実は二人が兄妹ではなかったことが判明する。タブーを犯すスリルがなくなって興味をなくしかけた夫をヒロインが再び奮起させる。そこで終わるのか、という唐突なラストシーン。そしてヒロインの最後の台詞がこれまた強烈で可笑しい。

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